幸せの国ブータン    その真実とは!?



色んな経験することが大好き、旅行大好き美容師Ayakaです!!

今回は幸せの国ブータンに行った時についての投稿をしようと思います!!!!

そもそも何をもって“幸せの国”なのかというと、ブータンは、世界で唯一

GDP(国民総生産)ではなくGNH(国民総幸福量)を重視する国


なのです。

どのように国民総幸福量を計るかというと、国の調査員が国民全世帯に幸福度調査をしに出向いていきます。

そして色んな質問をする中で

「あなたの今の幸福指数は10点満点中何点ですか?」

「あなたの理想の幸福指数は10点満点中何点ですか?」

という質問があり、今感じている幸福指数と理想の幸福指数のバランスが取れているという事なんだそうです。

ブータンは数十年前まで鎖国をしていたような国で、独自の考えがあるようですね!!

そもそも、私がブータンに行ってみたいと思った理由は、ブータンの人達は決して恵まれてるとは言えない環境にいながらも、何故幸せを感じているのか???を知りたいと思ったからです。

★ブータン旅行基本情報★

ブータンは個人旅行が許されていないので、旅行会社を探すところから始めました。

ブータン旅行に特化している旅行会社で

西遊旅行

パラダイスツアーズ

などが出てきて、一人旅ができて、私のリクエストに応じてオーダーメイドのツアーができるパラダイスツアーズに決めました!!!!

メールでのやりとりで、私がリクエストしたのは、

①ニマルンツェチュ(仏教のお祭り)を観に行きたい!!(私の休みを取る時期にやっていたので)

②ホームステイがしたい!!!

③タクツァン僧院に行きたい(崖っぷちに建ってる寺院)

という内容で9日間のプランを組んでもらいました!!

ブータンは日本のように県からできていて、20の県があります。

国際空港があるのは西に属しているパロ県。ブータンまでの直行便はなく、タイか、ネパールか、カンボジアからのアクセスになります。

日本からだと、タイ経由が一番アクセスが便利です。

そして、ブータン旅行は意外にも旅費はかかります。

それは「公定料金」の為です。

旅行人数やシーズンにより変化はありますが、ブータンへ入国する為の公定料金は一人一泊250ドル(2011年に値上げされました。)


1週間も滞在するとなると税金だけで15万円ほどかかってしまいます。


この公定料金の中には、宿泊代金、移動費、ガイド費、食費などが全て含まれています。このうち30%が政府への税金として納められ、あとは現地の旅行会社が残りでホテルやレストランを決定したりします。

私は当初はネパールも行こうと思っていたのですが、直前にネパールの大地震があり、ネパールは断念する事となり、

急遽ブータンオンリー旅に予定を変更しました。

パロからガイドさん、ドライバーさんと3人で少しずつ東の県に車で移動しながら、ホテルや民家に泊まり、最後にツェチュに参加して飛行機でパロまで戻るというプランに決定しました。

旅費はトータルで50万ほどかかりました。私が行った旅行でも2番目に高い旅行です。

ちなみに一番高かったのはケニア旅行で、セスナ移動、車移動サファリ代、バルーンサファリ代などの人件費がかなり高かったです。

ケニアは70万くらいの旅費でした。色々やりたい事を全部詰め込んだのでそんなにも高額になりましたが、旅費を抑えようと思ったらもっと抑えられると思います。

でも、高額になっただけの価値はあって、ケニアは人生観が変わる旅になりました。

そんなケニアに行った翌年にブータンに行こうと思い、

ブータンでもまた考え方が大きく変わる旅になる経験をして帰ってきました。

★ブータンへ出発★

出発当日、仕事を終えて羽田空港に向かいました。

そして、チェックインをしようとカウンターに行ったら…..、

「これは昨日の便ですね。」W(`0`)W

なななんとっっ!!!!!

旅行会社がとっていたのは昨日の便だった!!!!

日曜の夜出発と伝えていたのに、0:00を過ぎている便にも関わらず、日付はそのままだったので、実質土曜の夜で取られていました

ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

ネパールも旅行するはずだったのが、急遽ブータンだけに変更したのもあり、スケジュールが決定するのもギリギリだったので、そこまでチェックできていませんでした〜(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

しかも、ブータン行きの飛行機はタイから1日1便で、

タイに行ったとしても、ブータンまでの飛行機が空いているかは分からないと…..。

深夜の時間でもあったので、とりあえずメールで今の状態を旅行会社の担当に伝えて、

とりあえずタイへ行く事を決意しました。

もし、ブータンへ行けなければ、またプランを変更すれば良い。

いざ、タイへ!!!

バンコクの空港のチェックインカウンターでも同じ事を言われ、笑われる仕末でした…..。

1日1便150人しか乗れない小さなDruk Airの飛行機、新たにチケットを取れるか確認したところ、

奇跡的になんとか取る事ができ、無事ブータンに行く事ができました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

そして、旅行プランでは1日遅れでブータンに到着しました。

事前にその経緯を旅行会社の担当にメールをしてガイドの手配をしていたので、

ブータンの空港に到着したらガイドさんが待っていてくれました。

とりあえず一安心。

まさかのしょっぱなのすったもんだでした。

ガイドさんは日本語ペラペラのブータン人のドゥンゲさん。

「昨日は一日中待ってましたよ!」

と。

なので、実質旅行スケジュールの2日目からのスタートで、ブータン旅行の99%くらいの人が訪れるであろう崖っぷちに建ってる寺院タクツァン僧院は行く事ができず…..。

気を取り直して、次なる目的地に向かいましょうって感じです。

★ブータン旅行スタート★

まずはブータンの首都があるティンプー。

信号機が一切ない唯一の首都です。

唯一混雑する交差点には警察が手信号で誘導しています。

どうやら昔は信号機を立ててみたそうなのですが、景観に合わなくて、やっぱりやめたそうです。

街からも見えるアジアで一番大きいブッタも見えます。

ブータンの人達は、“ゴ”(男性の民族衣装)と“キラ”(女性の民族衣装)という着物のような民族衣装をみんな着ています。

私も着せてもらいましたが、“キラ”は一枚の布を安全ピンで留める着物のような形にして着付けてくれました!!
10分もかからず安全ピンを3ヶ所くらい留めるだけで完成しました★

ブータンでは公共の場に行く際は民族衣装の着用が義務付けられているそうです。

ブータンには“ゾン”という、お寺と行政施設が合体したところが各県にあります。

国民のほとんどがチベット仏教徒のブータンではゾンは特別な存在で、

普段はおちゃらけているガイドのドゥンゲさんも“ゾン”に入る時は正式な格好をして、敬礼をしていました。

街中でも仏教色は至る所にあります。

ルンタはカラフルな布にお経を書いたもの、風にお経を読んでもらい安全などのご利益をもらい、

マニ車は中にお経が入っていて、手でクルクル回すとお経を読んでいるのと同じご利益があるという。

毎日少しずつ崖道を車で進んでいきながら、ホテルやホームステイをしてニマルンツェチュがあるブムタンを目指す今回の旅。

道というか、崖崩れのある道なき道を3-5時間くらい移動して行きました。

崖崩れの道を行く

首都であるティンプーを離れて東に進むにつれて、より田舎になってのどかな光景が広がっていました。

ホームステイは2ヶ所の民家に泊まらせてもらいました。

ホームステイ

まず1軒目。

ホームステイ
一緒にご飯

夕食の準備を見させてもらい、夕食も一緒に食べて、ブータンの生活を実体験できました!!

なかなか貴重な経験ができました!

ブータン料理

ブータンの人達は手でご飯を握っておかずと一緒に食べます。

そして、意外とブータン料理は世界一辛いとも言われるほど辛いです。

香辛料が入っていて辛いというよりも、唐辛子をまるで野菜のように食べているので、唐辛子の量が半端ないのですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

一番代表的なのは、唐辛子をチーズで煮込んだスープ、エマダッツィ。

チーズで煮込んでいるので割とマイルドで、意外にいけるかもと思って調子に乗って食べていると、直接胃に来ました…….. ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

次の日までお尻から火が出ている感じでした、…….。

でも味はとっても美味しいですし、唐辛子さえ入っていなければ、和食に近いお惣菜的な食べ物が多かったと思います。

便利な調理器具などもないので、床で色んな食材を調理したり、ストーブの上でもコンロの代わりに調理をしていました。

こういった民家ではお風呂などはなく、私は4日間お風呂に入れませんでした…..。

トイレは懐かしのぼっとんトイレです。

身体は汗拭きシートなどで拭いてどうにかなったのですが、さすがに頭は洗いたくなったので外の水道でブルブル震えながら頭を洗ってドライヤーもないので、自然乾燥して乾かしました。

2軒目の民家はゲストハウスのような感じの民家で、何人かの人が泊まれるようになっていました。

そういった感じの家でもお風呂は付いておらず、お風呂は入れませんでした。

ただ水洗トイレは部屋に付いていて、ブータン料理でお尻から火が出ている私には助かりました★

そして、待ちに待ったニマルンツェチュへと繰り出します!!

ニマルンツェチュ

ツェチュは”ゾン”(お寺)で開催されます!!!

チャムという仏教に基づく踊り
チャムを踊る僧
動物のお面を被る僧
真剣に見るお婆ちゃん
太鼓を鳴らして踊る

仮面を被ったお坊さん達がだいぶ激しいダンスをしている( ゚д゚)

このお祭りも、仏教の教えを踊ったもので、見るだけでご利益があるというありがたいお祭りだそうです。

お祭りとしてのエンターテインメントと、仏教を見て学びお祓いが一気にできるとあって、ブータンの人達にとって、特別なお祭りでもあります!

2日間に渡ってお祭りを見にいき、再び、キラを着せてもらったら、ブータン人と日本人は顔がそっくりなのですごく馴染めていたような気がします(^ω^)

ちゃっかり現地の人と間違えて写真を求められたりしちゃいました 笑笑。

メインにしていたニマルンツェチュも充分堪能できて、なかなかマニアックで楽しいお祭りで満足でした!!

あとは翌朝飛行機でスタート地点のパロに向かって、日本に帰るだけです。

そしたら、

ガイドのドゥンゲさんが、パロに戻ったら少し時間がありそうだから、初日に行けなかったタクツァン僧院に行きましょうと提案があった!!

タクツァン僧院に行けるチャンス再び到来!!!

是非ともそうしたいと言って、明日を楽しみに待っていました……..。

翌朝、空港に着いたら、

飛行機が遅延していると……..。

仕方ないので、待つ事になりました。

そして、待つ事5時間。

待ったあげくに、悪魔の知らせが…….

まさかの欠航 (O_O)

しかも、明日のフライトでは日本に帰るフライトに間に合わないε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

選ぶ道はただ1つ。

行き何日もかけてやってきた崖道を1日で戻るしかない……..。

こうして12時間にも及ぶ人生最大の恐怖の旅路が最後の最後に始まりました…….。

★恐怖体験アンビリーバボー!★

5時間待ったあげくだったので、時間はすでに15:00。

一睡もしていないドライバーの運転で……

12時間かけて…….

夜通し……

街灯のない土砂崩れが起こってる崖道を……

引き返す事になりました。

寒いけど冷や汗握る地獄のような時間でした。

まさに修行のような時間で、今までの人生を自然と振り返っていました。

「….これが世に言う走馬灯というやつか….。」

夜の崖道は街灯などもなく、雨の影響で霧も出ている為2m先がやっと見えるくらいの状態でした。

崖道に加え、土砂崩れの道もあり、

ついにはガイドのドゥンゲさんが本気でお経を唱え出しました!!!!!!

今でこそ笑い話ですが、
その時は全く笑える状況ではなかったですね…..(。-_-。)

そのあとの事はいまいち覚えていないのですが、寝れるほどの空気感ではなかったので寝てはいないと思いますが、ただただ目を開けて放心状態になっていたんだと思います。

気が付けば、整った道に辿り着き、無事夜中の3時にスタート地点であったパロに到着しました。

一刻も早く寝たい気持ちもあったのですが、

「お風呂〜!!!」

と念願の温かいお風呂に入ってから寝る事にしました。

ブータンの水道水はあまり綺麗ではないので、

お湯を溜めると茶色いお風呂になりました。

ただ、その時の私には、お湯というだけでもありがた過ぎて、

むしろ茶色い温泉に浸かっているような幸せな気持ちでいっぱいになり、数時間だけ寝て空港へと向かいました。

ともあれ、無事生還できて、色んな事に感謝できる旅になりました。

旅行会社に対しても、いい旅行会社であれば自分のミスで起こった今回のフライトのミスを謝罪してくるとは思うのですが、何もなかったので、今回使った旅行会社は誠意ある旅行会社ではなかったという事で、

そこを選んだ私のチョイスミスという風にとらえるようにしました。

逆になかなかない経験ができたと思います。

マニアックでアドベンチャーな旅が好きな私の中で今までで一番教訓を得る過酷な旅でした。

旅に帰ってからもただ楽しかったでけでなく、人生に何か活かせるところまで落とし込む事が私の旅です。

★ブータン旅行で得た教訓★

ブータンの人達の暮らしをホームステイで体験してみて、正直色々足りてない暮らしだと感じました。

特別優しい人達に囲まれた感じでもなく、日本でもあるごく普通の優しさ。

特別ニコニコして、見るからに幸せそうな感じがする訳でもありませんでした。

しかし、そんな中でもブータンの人達は幸せを感じているという事がすごい事だと思います。

ブータンの人達にとっての“幸せ”は
ハッピー ではなく 充分
という事なんだと思います。

欲が多ければ1つ満たされてもまたその次、そしてもっともっとと永遠に満たされる事がない。

しかし、その欲がなければ、今あるものに感謝できるという事だと感じました。

かと言って、欲がなければ人を惹きつける魅力がなくなってしまうし、欲自体が悪い訳では決してないとも感じました。

そして、私が辿り着いた着地点は

“欲を厳選する”

という事でした。

自分が本当に大切にしている事を厳選してそれ以外は捨てる。数少ない欲であれば、満たされた時の喜びも感じる事ができる!!!

この考えに辿り着いた私は、私にとっての大事な欲について深く考えました。

そして私の欲は、

“一生成長し続けて、自分自身が納得する自分であり、笑って生きていきたい!!”

という考えに辿り着きました。

最後に…..

2度もタクツァン僧院に行くチャンスを無くしたのは、もしかしたら

行けば転落していたかもしれませんね 笑笑

だいぶ、呼ばれていないですね (^ω^)

そんなブータン旅行でした。

まだまだアドベンチャーな旅行は続きます!!


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